http://www.bbc.com/japanese/42509973

インド・ムンバイで人気の複合商業施設で29日未明に火事があり、少なくとも15人が死亡した。

警察や地元メディアによると、レストランや店舗が並ぶ人気の「カマラ・ミルズ」施設から深夜零時すぎに出火し、30分以内に施設全体が炎に包まれた。火元は屋上レストラン「1アボブ」と見られている。

タイムズ・オブ・インディア紙によると、レストランの客の多くは避難したトイレに閉じ込められた。同紙は、死亡原因はいずれも窒息だという医師の話を伝えている。

警察は、出火原因の捜査に着手した。

被害者のほとんどは、パーティーに出席していた女性だった。誕生日を祝っていた28歳女性も死亡したと、祖父がロイター通信に話した。

インドのラム・ナト・コビンド大統領は、「ムンバイで火事と気がかりな知らせ。悲しむ遺族に追悼の意をお伝えしたい。負傷者には素早い回復を。消防隊や救急隊の勇敢な努力を称える」とツイートした。

カマラ・ミルズには複数の高級レストランやバー、ホテルやオフィスが入居しているほか、「タイムズ・ナウ」、「ミラー・ナウ」、「ETナウ」といったメディア各社もここを拠点にしている。

(英語記事 Kamala Mills: Fire at Mumbai complex kills 15 people)

2017/12/29