0001えっちだ@ハンバーグタイカレー ★
2017/12/31(日) 18:38:30.06ID:CAP_USER9千葉県市原市の地層が、地球の約77万〜12万6000年前の年代を示す基準地として国際学会の1次審査を通過し、この時代が「チバニアン」と命名される見通しが濃厚となって1カ月以上。当初の過熱ぶりは収まりつつあるものの依然、週末には200人前後の見学者が押し寄せ、のどかな町に“フィーバー”は続く。同市は見学者用にパンフレットを作成してPRするが、足もとではゴミのポイ捨てが目立ち始めるなど問題も浮上している。
12月のある週末、地層を見てみようと市原市の現地を訪れた。同市田淵地区にある集会場「田淵会館」を抜けると、目的の地層のある養老川に向かう下り坂が始まる。市が作成したパンフレットを備え付けのケースから引っ張り出し、やや傾斜の急な場所もある坂道を下って約5分。樹林を抜けて養老川の河原が開けると、十数人の人たちが崖の地層にスマートフォンを向けて写真を撮っていた。
けして、「インスタ映え」するような景色ではなさそうに思うのだが、崖の地層にはいくつもの杭(くい)が打ち込まれているのは見慣れない光景だ。杭は緑と黄色、赤色に色分けされており、赤色の部分が地場(磁極)が反転していた時代の地層という目印だ。黄色は、「地場がふらふらしていた時代の地層」との解説。「地場って定まらない時代があったのか」と、興味が湧いてくる。
国際学会の一次審査結果が明らかになったのは、11月中旬。見学者の急増を受け、同市は最寄りの小湊鉄道月崎駅と田淵会館を結ぶ週末限定の無料シャトルバスを運行させている。当初は1カ月程度の予定だったが、見学者が減らないため、来年1月の週末まで運行を続けることにした。
地層の概要を説明するパンフレットも1万部では足らず、これも5万部増刷。田淵会館近くには、仮設トイレも設置した。同市は、今後も必要な受け入れ体制を整える意向だ。
一方、訪問者の増加に伴い、これまでになかった悩みも浮上している。数週間前まで、地層を間近で見ることのできる崖に沿った傾斜地へ立ち入ることができた。しかし、多くの人が訪れて足場や竹製の手すりが不安定になってきたため、安全面を考慮して同市は一時立ち入りを禁止にした。地元の町会などが新たに階段を整備し、完成後に立ち入り禁止を解くという。
階段が完成すれば、地層に迫る斜面は再び開放されることになるが、地層に触れようとする人々は増えそうだ。実際、訪れたときにも、地層の感触を試してみようとする人の姿が見られた。「ウン万年前」といわれれば、ナンセンスとは思いつつも、太古の息吹を感じようと手をかざしてみたくなるというものか。
「触っても無意味なので、そんなことをする人はいない」と、同市は問題視していないのだが…。
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