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 年明け最初の取引となった4日の東京株式市場は550円以上値上がりするなど大幅な上昇となりました。今年の株価はどうなるのでしょうか。

 世界的な株高の流れを追い風に550円を超えて大きく値上がりした日経平均株価は、2万3000円を回復して午前の取引を終えました。相場の格言では“戌笑う”つまり「戌年は株価が上がる」と言われていて、「年内に3万円に到達する」との強気な予想も出ています。ただ、その一方で慎重な見方もあります。

 「強気の見通しの方が多かったが、最初からこのロケットスタートだと、1年もつのかと、むしろ不安が大きくなってきた。年の後半に向けては、下がるリスクの方が大きいのではないか」(カブドットコム証券 齋藤正勝 社長)

 また、核ミサイルをめぐって、北朝鮮とアメリカの緊張状態が続いているほか、年内に中東情勢が混乱するおそれもあります。さらに、今年はアメリカの中間選挙も控え、トランプ大統領がより一層“内向きな”政策を打ち出すことも予想されます。結局、「トランプ大統領の予想外の言動が日本株にとっての最大のリスク」と言えそうで、今年も去年以上に“トランプリスク”に振り回される一年になりそうです。(04日11:36)