羽生善治氏・井山裕太氏の国民栄誉賞を正式決定

 政府は5日、将棋で史上初の「永世七冠」を達成した羽生善治氏(47)と囲碁で2度目の七冠独占を果たした井山裕太氏(28)に対する国民栄誉賞の授与を正式に決定した。
 表彰式は2月13日で、棋士の受賞は初めてとなる。

 安倍晋三首相は昨年12月13日に両氏への国民栄誉賞授与を検討するよう指示。
 有識者の意見を聞いたうえで正式決定した。

 羽生氏は1996年に囲碁・将棋界を通じて初めて七つのタイトルを独占。
 昨年12月には通算7期目の竜王となり、全てで永世称号を保持する「永世七冠」資格を史上初めて獲得した。

 井山氏は2016年に囲碁界で初めて七大タイトルを独占。
 名人位を一時失ったが17年に奪還し、囲碁・将棋界で初の2度目の七冠独占を達成した。

 国民栄誉賞は77年に創設。
 「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があったもの」が対象で、過去に23人、1団体が受賞している。

朝日新聞デジタル 1/5(金) 11:35
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