https://www.cnn.co.jp/m/business/35112768.html

2018.01.05 Fri posted at 09:49 JST
香港(CNNMoney) オーストラリア政府は5日までに、医療用マリフアナの輸出について合法化を目指す考えを明らかにした。ハント保健相は地元メディアに対し、世界最大手の供給元となれる可能性があるとの考えを示した。

専門家からは今回の決断によってオーストラリアのマリフアナ産業界に追い風が吹くとの見方も出ている。

豪投資会社ピーク・アセット・マネジメントのディレクター、ニブ・ダガン氏は、オーストラリアへの海外からのさらなる投資に関して「水門」が開いたと指摘。同氏の試算によれば、オーストラリアの医療用マリフアナの生産額は2020年までに4倍に拡大し、10億ドル規模に拡大する可能性があるという。


市場調査やコンサルティングを行う米グランド・ビュー・リサーチの試算によれば、医療用マリフアナの世界の市場規模は2025年までに550億ドル超となる見通し。

現在、医療用マリフアナの生産大手はカナダやオランダなど。

合法的なマリフアナの国際取引は現在、厳しく管理されている。

販売は医療用に限られている。輸出したり輸入したりする国々は全ての取引について国際麻薬統制委員会(INCB)に報告する必要があるという。