https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180106/k10011280411000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_006

1月6日 4時28分
東京オリンピック・パラリンピックのメダルを、使われなくなった携帯電話などに含まれる金属で作ろうというプロジェクトを進めるため、環境省が庁舎内に回収ボックスを設置しました。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックでは、選手に贈られるおよそ5000個のメダルを、使わなくなった携帯電話など、小型の家電製品に含まれる金属から作ろうというプロジェクトが進んでいます。

環境省はこの取り組みを後押ししようと、5日から一般の人でも入れる東京・霞が関の庁舎1階ロビーに回収ボックスを設置しました。携帯電話やパソコン、それにプリンターやアイロンなど28種類の家電製品が対象となります。

環境省によりますと、昨年度リサイクルされた小型の使用済み家電製品は6万8000トンで、およそ25億円分の金属が回収されました。しかし、リサイクルされない家電製品も多く、回収率は全体の12%にとどまっていて、さらなる推進が課題となっています。

環境省リサイクル推進室の小笠原靖室長は「メダルプロジェクトを広く国民に知ってもらい、リサイクルの推進につなげたい」と話しています。

環境省での家電製品の回収は今月末まで、平日の午前10時から午後4時まで受け付けています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180106/K10011280411_1801052254_1801060428_01_02.jpg
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180106/K10011280411_1801052254_1801060428_01_03.jpg