https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180108/k10011281981000.html

北九州市の小倉城で正月の間、天守閣に飾られていた巨大な鏡餅を使って
2000人分のお汁粉を市民にふるまう催しが開かれました。

この催しは、半世紀以上前から無病息災を願って毎年、この時期に小倉城で
行われているもので、北九州市の冬の風物詩の1つとなっています。

お汁粉には、正月用として今月5日まで天守閣に飾られていた重さおよそ
370キロの巨大な鏡餅が使われ、およそ150人のボランティアが、
8日午前7時から仕込みを行いました。

天守閣前の広場には、先着2000人にふるまわれる縁起物のお汁粉に
あやかろうと長い列ができていました。訪れた人たちは、こんがりと焼き目の
ついた餅が入った熱々のお汁粉をおいしそうに食べていました。

毎年、家族で訪れているという北九州市八幡西区の38歳の女性は、
「甘くておいしいです。ことし1年、元気に過ごしていきたいと思います」
と話していました。催しの実行委員会によりますと、用意した2000人分の
お汁粉はおよそ2時間ですべてなくなったということです。