パナソニックは8日、米ネット通販大手アマゾン・コムのスピーカー型端末「アレクサ」に搭載されている人工知能(AI)を使い、車が音声で人と対話しながら道案内などができる車載システムを発表した。9日に開幕する世界最大の家電見本市「CES」に出展する。

 パナソニックの新たなシステムは、無線LANでインターネットに接続した状態でなくても一定の機能が使えるのが特徴で、ネット環境がない場所でも運転手が話し掛けると音楽をかけたり、車内の空調を操作したりしてくれる。ネットに接続できる環境では車の中から自宅のエアコンをつけたり、鍵の掛け忘れを確認したりでき、より利便性が向上する。

 パナソニックは米グーグルとも同様のシステムを開発しており、最新のAIを使って交通情報を教えてくれたりする機能を拡充したと発表した。(共同)

配信2018.1.9 09:04更新
産経ニュース
http://www.sankei.com/world/news/180109/wor1801090016-n1.html