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1月9日 21時03分
受験シーズンに合わせ、電車の車輪の滑り止めに使われる「滑らない砂」を入れた合格祈願のお守りが9日、神戸市の駅で受験生などに配られました。

神戸電鉄では、沿線の受験生を応援しようと、電車が急な坂などで車輪が滑らないようレールにまく砂を入れた合格祈願のお守りを、おととしから配っています。9日は神戸市の長田駅で合わせて200のお守りが配られました。

お守りは、受験で滑らず、さらに落ちないようにとの願をかけて、雷が落ちないという民話が残る兵庫県三田市の寺で祈とうもされているということです。

受け取った高校3年の女子生徒は、「1年生の時にお守りを配っているのを見て、受験生になったらもらおうと思っていました。最後まで自分を信じて頑張りたいです」と話していました。

車輪の滑り止めの砂を使ったお守りは、JR西日本も一部の駅で配っていましたが、長期間、大量に吸い込むとがんになるおそれのある物質がわずかに含まれていたとして、JRは、ことしの配布を取りやめています。

神戸電鉄は同じ砂の可能性もあるとして、「砂はお守りから漏れないよう袋に入っているので、念のため袋を開けないでほしい」としています。