当初の薩摩と幕府の関係は現代風にいえば
野党の政府与党に対する閣外協力みたいなもんだから。
よって、政府与党がツレナイ態度で自分たちの不利益になるような
政策をひそかにたくらんでるとなったらじゃあ、閣外協力は撤回して
ほかの有力野党と組んで政権交代を狙うのは当然の流れで
その野党結集の仲介にあたった人物は小説としては面白いけど
教科書には要らないな。むしろ教科書では扱われない人物を
拾い上げるところに小説の醍醐味がるあわけで。何とか組とか何とか越前とか
何とか改めとか。