河野太郎外相は9日、外務省職員を集めた新年あいさつで、自身が行政改革担当相時代に実施した在外公館の減員について「現地を見て明らかに私の間違い、失敗だったと実感した」と反省の弁を述べた。同時に、人員拡充に取り組む考えを表明した。

 河野氏はあいさつで「失敗は改め、取り戻さなければいけないと痛切に感じた。(在外公館が)力を発揮できるように足腰を強める」と強調した。

 国際社会での日本の立場に関し「相対的に小さくなりつつある。今までの地位を維持するため、全力で走らなければいけない」と指摘。自らも積極的に外国を訪問し、日本の存在感を高める考えを示した。〔共同〕

配信2018/1/10 0:01
共同通信
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