安倍晋三首相は10日、官邸で自民党の二階俊博、公明党の井上義久両幹事長と面会し、昨年末に中国で行った中国共産党との定期対話「日中与党交流協議会」の報告を受けた。首相は中国が提唱する経済圏構想「一帯一路」に関し「中国側の考え方もかなり整理されてきている。個別の案件について日本で対応できるものはきちっと対応していきたい」と述べ、協力する姿勢を示した。習近平国家主席との日中首脳交流についても「しっかり取り組む」と意欲を示した。面会後、両幹事長が記者団に明らかにした。

 二階氏は記者団に「日中問題は難しかった時代もあったが、今はスムーズに両国間で話し合える状況になった」と語った。井上氏も「この機を逃さず日中の協力や友好を拡大する一年にしたい」と強調した。

配信2018.1.10 18:13
産経ニュース
http://www.sankei.com/politics/news/180110/plt1801100015-n1.html