安倍晋三首相は12日午前、エストニアなどバルト三国とブルガリアなど東欧3カ国の計6カ国を訪問するため政府専用機で羽田空港を出発した。各国に対し、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への圧力強化で連携を要請。経済分野の関係強化も図りたい考えだ。17日に帰国する予定。首相は出発に先立ち、首相官邸で記者団に「北朝鮮問題など、国際社会が直面している喫緊の課題について連携を確認したい」と語った。

訪問先は他にラトビア、リトアニア、セルビア、ルーマニア。6カ国とも日本の首相の訪問は初めて。12日夕(日本時間同日夜)に最初の訪問国エストニアの首都タリンに到着する見込みで、同国のカリユライド大統領を表敬訪問し、ラタス首相と首脳会談に臨む。【松倉佑輔】

配信2018年1月12日 11時12分
毎日新聞
https://www.mainichi.jp/articles/20180112/k00/00e/010/257000c