https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-01-12/P2F5P66KLVSL01

2018年1月12日 11:28 JST

米グーグルは、主要な広告主にセットで販売されているユーチューブの人気動画について、審査を実施する新たな取り組みを計画している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。不適切なコンテンツがブランドメッセージと共に表示されるという懸念が再燃していることに対応する。

  計画が非公開だとして匿名を条件に語った関係者によると、新たな取り組みは、グーグルが広告主に比較的高い価格でセット販売しているユーチューブの人気チャンネルである「グーグル・プリファード」の動画に対して実施される。

  ここ数カ月に広告主などから一部の動画の内容に対して苦情の声が上がっていた。グーグルは広告に不適切だと判断される動画を検出するために、人間に加え、人工知能(AI)ソフトウエアを活用する計画だとパートナーに伝えた。同社は最近、従業員1万人がこの業務に重点的に取り組むと発表していた。