http://www.sankei.com/smp/west/news/180113/wst1801130013-s1.html

 岡山電気軌道(岡山市中区)は市中心部で運行する路面電車に、英国の人気鉄道アニメーション「チャギントン」とコラボレーションした観光車両を新たに導入すると発表した。車両は今秋に完成予定で、年内の運行開始を目指す。

 車両は2両編成。車体外観は同アニメに登場する列車の人気キャラクター「ウィルソン」と「ブルースター」をそれぞれかたどり、車内デザインはJR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」を手掛けた工業デザイナーの水戸岡鋭治氏が担う。

 34人乗りで、当面は「観光電車」として運行し、全席予約制。料金は未定だが、電車賃と「おかでんミュージアム」の入館料、グッズなどとセットにし、「子供がお小遣いを貯めて利用できる程度の金額」を想定しているという。

 急増している訪日外国人客の取り込みを積極的に展開する方針で、サポーターやファンクラブなどの結成、車両を利用した通年のイベントの実施なども検討していく。

 同社の小嶋光信社長は会見で「世界一の路面電車の街にして、子供たちに岡山まで乗りに来てほしい」と期待。水戸岡氏は「くつろげるようにソファを区切るなどした。子供たちが遊べる場になればいい」と話している。

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