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1月15日 18時39分
広島市を訪れている国際NGOのICAN=核兵器廃絶国際キャンペーンのベアトリス・フィン事務局長は、若者たちとの対話集会に参加し、「前の世代が解決できなかった核の問題は新しい世代が解決しなければならない」と述べて、核兵器廃絶を求める声を発信し続けてほしいと訴えました。

広島を訪問中のICANのフィン事務局長は15日午後、核兵器廃絶に向けて取り組む若者たちとの対話集会に参加しました。

はじめにフィン事務局長が講演を行い、「核兵器の問題は70年以上たっても解決されていない。前の世代が解決できなかった核の問題は新しい世代が解決しなければならない」と述べて、若い世代に対し核兵器廃絶を求める声を発信し続けてほしいと訴えました。

このあと意見交換が行われ、若者からは「核兵器の廃絶に向けて自分たちが今後どのように取り組むべきか」などの質問が出されました。

これに対してフィン事務局長は「いま何を変えたいのか、そして中期的にどうするのか、具体的なアプローチを考えることが必要だ。さまざまな方法を考えることで多くのことが実現できると思う」と答えていました。

集会のあと、参加者で高校2年生の本藤悠理さんは「これまでの活動の中では不安や課題もありましたが、地道な活動を続けることが大切だと感じました」と話していました。