https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180115/k10011289871000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_003

1月15日 19時01分
14日夜、広島市の路上で男性2人が刃物で刺され、このうち75歳の男性が死亡して無職の33歳の男が逮捕された事件で、犯行に使われたと見られるのとは別に、複数の刃物が現場の近くで見つかっていたことが警察への取材でわかりました。警察は男があらかじめ用意していた疑いがあると見て調べています。

14日午後10時15分ごろ、広島市安佐北区可部のバス停で、バスを待っていた、いずれも近くに住む座山則男さん(75)と20歳の男子大学生が男に刃物で刺され、座山さんは腹を刺されて死亡し、男子大学生は背中にけがをしました。
男は逃げましたが、通報を受けた警察がおよそ1時間半後に15キロほど離れたJR広島駅付近で確保し、2人を刺したことを認めたことなどから、殺人などの疑いで逮捕しました。

警察によりますと、男は現場近くに住む無職の高橋豪容疑者(33)で、調べに対し「2人とは面識はない」と供述しているということで、警察は通り魔的な事件と見て捜査しています。

これまでの調べで、犯行に使われたと見られる血の付いた刃物が現場付近から見つかっていますが、これとは別に複数の刃物が近くで見つかっていたことが警察への取材でわかりました。
警察は高橋容疑者があらかじめ用意し、事件のあと捨てた疑いがあると見て詳しいいきさつを調べています。