小笠原諸島返還50年 記念貨幣発行へ
1月16日 12時08分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180116/k10011290541000.html

小笠原諸島が日本に返還されてからことしで50年となるのを記念して、政府は額面が1000円の記念貨幣を発行することを決め、16日、デザインを発表しました。
東京から南に1000キロほど離れた30余りの島々からなる小笠原諸島は戦後、アメリカに統治されたあと、昭和43年6月26日に日本に返還され、ことしで返還から50年となります。

これを記念して政府は、額面が1000円の記念貨幣を発行することを決めました。貨幣は純銀製で重さは31グラム余りです。

表面には「南島扇池」と呼ばれる小笠原諸島を象徴する景観や、島固有の種で目の周りが黒い特徴がある「ハハジマメグロ」という鳥や「ムニンヒメツバキ」がデザインされています。

裏面には小笠原諸島の近海に生息する「ザトウクジラ」と「ミナミハンドウイルカ」、それに「アオウミガメ」がデザインされています。

記念貨幣は5万枚発行され、販売価格は9000円となっています。購入の申し込みの受け付けは、ことし3月16日から3週間程度を予定していて、6月上旬ごろから発送される見込みです。