http://www.sankei.com/smp/world/news/180117/wor1801170006-s1.html

 河野太郎外相は16日午前(日本時間17日未明)、カナダのバンクーバーで韓国の康京和外相と会談した。康氏は2015年末の日韓合意では慰安婦問題は解決できないとする韓国政府の新方針を説明。河野氏は「韓国側が日本にさらなる措置を求めるのは全く受け入れられない」と述べ、新たな協議を拒否すると同時に、合意の着実な履行を求めた。

 韓国政府による9日の新方針発表後、両国閣僚が会談するのは初めて。日本外務省によると、会談は一対一で通訳を付けず、朝食を交えて実施した。

 会談で康氏は、2月9日開幕の韓国・平昌冬季五輪に合わせた安倍晋三首相の訪韓を改めて要請した。河野氏は国会日程を踏まえて検討すると述べるにとどめた。

 両外相は北朝鮮の核・ミサイル問題に関し、北朝鮮への圧力を強化する重要性を確認。韓国と北朝鮮が進める南北対話を含め、北朝鮮対応で日韓米が引き続き緊密に連携することで一致した。日本が議長国を務める日中韓首脳会談の早期開催に向けた協力も申し合わせた。(共同)

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