http://www.itmedia.co.jp/news/spv/1801/16/news128.html

 東京商工リサーチによると、Androidアプリ「カレログ」の開発や映像制作などを手掛けてきたマニュスクリプトが1月5日、東京地裁から破産開始決定を受けた。「脆弱な財務内容から資金繰りを維持することができなった」という。負債総額は調査中。

 1999年設立。アプリの企画開発やWebデザイン、映像制作、出版を手掛けていた。

 2011年には、交際相手のスマートフォンにインストールし、現在地の追跡や通話記録などをチェックできるアプリ「カレログ」を開発。「プライバシーの侵害では」などと物議をかもし、総務相もコメントする事態に発展した。その後、サービス内容を変更した「カレログ2」「カレピコ」を出すなどしていた。

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http://image.itmedia.co.jp/news/articles/1801/16/yx_kare_02.jpg

追加ソース
http://www.itmedia.co.jp/news/spv/1109/13/news120.html
 Androidアプリ「カレログ」について、川端達夫総務相は9月13日の閣議後の記者会見で、「同じようなことが当然起こりうるので、一度しっかり研究したい」と述べ、総務省が個人情報保護の観点から問題点を検討する方針を明らかにした。

 カレログは、インストールしたスマートフォンの持ち主の位置情報や通話履歴、バッテリー情報をPCで確認できるようにするアプリ。犯罪に悪用される危険性やプライバシー保護上の問題点が指摘され、セキュリティ対策ソフト会社のMcAfeeが「スパイウェア」と認定していた(改善されたバージョンについては認定を留保)。

 川端総務相は「本人の同意が明確にあるということをどう担保できるのかということが一番の要点だ。サービス改善の中で検討しているようなので、様子を見たい」と述べ、カレログのサービス自体については開発元の対応を見守る考えを示した。