太平洋戦争末期の昭和20年(1945年)8月。
ソ連は日ソ中立条約を破棄し、満州国に侵攻した。
圧倒的な戦力を前に、関東軍の大半の部隊が激しい戦闘をすることもなく8月15日の終戦を迎えた。
武装解除された日本軍将兵や民間人はソ連によって捕らえられ、57万を超える人々が各地の収容所に送られた。

旧ソ連地域に抑留された者 約 575,000人(うちモンゴル約 14,000人)
現在までに帰還した者 約 473,000人(うちモンゴル約 12,000人)
死亡と認められる者 約  55,000人(うちモンゴル約  2,000人)
病弱のため入ソ後旧満州・北朝鮮に送られた者等 約  47,000人

●シベリア抑留・・・・・・ソ連が主にシベリアやモンゴルに労働力として移送隔離し、
多数の人的被害を被らせた枢軸国側人の抑留と奴隷的強制労働に対する日本側の呼称