こんなふうに○○湯、○○散、とそこらの市販薬みたいにすると、もう本来の漢方では
なくなる。
中国でも日本の和漢でも同じ方剤でも患者一人一人を診察して、望診やら切診とか経て
その人だけの薬の加減をする。
古来の方剤を現代的に製品化したものを中成薬とも言うが、これは西洋薬と同じになる。
普通の薬のように、これにはこの薬と簡単にはいかない。
漢方の薬材にしても、全部が全部、正体が確定してはいない。
中国の中医と和漢では原典は共通するものはあるが、材料の処理など別ものほど違う。
万人向けに提供されるものはそれなりの効果に止まるし、無理に漢方に手を出さなくて
もいいと思うが。