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勘違いしてる軍事オンチが多いが、これは1ヶ月だけ召集して訓練するという意味で徴兵義務期間が1ヶ月で終わる訳ではない。

軍隊の採用形態は大きく分けて3つある。

@志願制(ボランティア)の国
A徴兵制(ドラフト)で平時に動員している国
B徴兵制(ドラフト)で平時は動員していない国

@=日本など
A=米国・英国・仏国・独国など
B=イスラエル・ロシア・韓国・中国など

フランスはA番のドラフト制なので今まで平時の徴兵召集をしていなかったが、今回1ヶ月だけ義務年齢に達した者を召集することになった。
1ヶ月の期間で体力テストや適正試験をやっておけば、有事にドラフトするときにスムーズに選抜して編成することが出来るだろう。

ちなみに俗に言う太平洋戦争時の『赤紙』は召集令状という。
徴兵義務年齢に達した者に事前に徴兵試験をやっておいて、甲乙丙の基準で国民をランク付けしておく。
有事になったら甲種合格者から順番に召集していって、太平洋戦争の末期には、丙種合格者(本来は軍の採用に適さない者)も召集されるようになった。