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1月22日 20時54分
電気通信工学の第一人者で大阪大学の学長などを務めた熊谷信昭さんが21日、大阪市内の病院で亡くなりました。88歳でした。

熊谷さんは大阪府出身で、大阪大学工学部で電気や磁気の研究に取り組み、電磁波を使った技術の実用化を目指す電磁波工学と呼ばれる分野の確立に主導的な役割を果たしました。

中でも、放送や携帯電話、それに光ファイバー通信など、電波や光に情報をのせる技術の開発を進め、現在の通信技術の発展の基礎を作りました。また、昭和60年から6年間、大阪大学の学長を務めたほか、電子情報通信学会の会長や科学技術会議の議員も務めました。
平成11年に文化功労者に選ばれたほか、平成19年には瑞宝大綬章を受章しています。

大阪大学などによりますと、熊谷さんは半年ほど前から体調を崩して病気療養中だったということで、21日に大阪市内の病院で88歳で亡くなったということです。

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