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1月23日 4時59分
成田空港では、雪で滑走路が閉鎖され、ダイヤが大きく乱れた影響で、予定していた便に乗れなかったり、到着した便の乗客が自宅に帰れなかったりして多くの人が空港内で一夜を過ごしました。

成田空港では22日午後7時すぎから2本の滑走路がいずれも閉鎖され、合わせて142便が欠航しました。

滑走路の運用は23日午前0時すぎに再開しましたが、成田空港会社によりますと、予定していた便に乗れなかったり、到着した便の乗客が自宅に帰れなかったりしたため、6000人余りが空港で一夜を過ごしたということです。

こうした人たちは、ロビーで空港会社の社員から寝袋や飲み物などを受け取り、ベンチに座ったり床で横になったりして体を休めていました。

卒業旅行でアメリカに行く予定だった川崎市の女子大学生は、「自宅に帰ることができないので空港に泊まります。なぜこの日に限って、というのが正直な思いです。電車が動いたらすぐに帰りたい」と話していました。

また、アメリカの企業に勤めていて成田経由で大阪に向かおうとしていた30代の男性は、「寝袋を受け取ったので寝られる場所を探して寝ようと思います。大雪で飛ばなくなるかなとは思っていましたが、時すでに遅しでした。きょうも飛ぶかどうか分からないので、新幹線で移動することも検討します」と話していました。