http://yomiuri.co.jp/eco/20180123-OYT1T50081.html

環境省は23日、全国10か所の海岸に昨年度流れ着いたペットボトルの製造国を調べたところ、中国または韓国で製造されたとみられるものが全海岸から見つかったと発表した。

 来年度開かれる日中韓3か国の環境相会合で海ごみの対策を協議する方針という。

 同省は昨年度、北海道、山形、和歌山、大分、長崎、鹿児島6道県の計10か所の海岸に流れ着いたペットボトルを回収し、ラベルなどに印字された文字などを調査。その結果、鹿児島県奄美市では、72%が中国製、12%が韓国製と推定されたほか、和歌山県串本町などでも中国製とみられるものが約4割に上った。一方、北海道根室市や函館市などでは、外国製が2割以下だった。同省海洋環境室は「近年は中国や韓国から西日本に流れ着くペットボトルが多い」としている。