https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180122-00000537-san-soci

 沖縄県警が、米軍普天間飛行場(同県宜(ぎ)野(の)湾(わん)市)の移設先、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で、自民党の和田政宗参院議員(43)=当時日本をこころを大切にする党、宮城県選挙区=らを殴るなどしたとして、基地反対活動家の男3人を暴行容疑で書類送検していたことが22日、分かった。送検は1月9日付。

 名護署によると送検容疑は平成28年5月9日、キャンプ・シュワブゲート前に設置された違法テント近くで演説していた和田氏と、随行していた日本のこころを大切にする党の党員男性に暴行したとしている。

 和田氏によれば当時、道路用地を不法占拠しテントを張って活動をしている活動家たちに対し、合法的な抗議活動をするよう訴えていたところ、その演説を制止しようと活動家3人が和田氏を小突いたり腕をひっかいたりした。また、随行の党員男性はプラカードの尖った部分で顔面を突かれ、転倒したという。

 和田氏は22日、産経新聞の取材に「法を犯して反対意見を封殺する姿勢は絶対に許されないし、県民、国民への理解を得られるのか極めて疑問。抗議活動自体は尊重しているが、地元の意見をしっかり反映したものであるべきだ。(活動家自身は)『非暴力』と言っているが、実態は暴力的なものだ」とコメントした。