東京円も一時108円台…米財務長官の発言受け
2018年01月25日 13時14分
www.yomiuri.co.jp/economy/20180125-OYT1T50054.html?from=ytop_top

 25日の東京外国為替市場の円相場は、米財務長官の発言を受け、米国がドル安を当面容認するとの観測が広がり、一時、1ドル=108円90銭付近まで急伸した。

 2017年9月中旬以来、約4か月半ぶりの円高・ドル安水準をつけた。
 午後1時現在、前日(午後5時)比94銭円高・ドル安の1ドル=109円01〜02銭で取引されている。
 24日のニューヨーク外国為替市場で一時、1ドル=108円97銭まで進んだ円高の流れを、東京市場も引き継いだ。
 ムニューシン米財務長官は24日、訪問先のスイス東部ダボスで「貿易に関して、弱いドルは明らかに良いことだ」と記者団に語り、異例のドル安容認発言と投資家に受け止められた。保護主義に傾く米国が、輸出に有利なドル安を志向するとの見方が強まっている。
 また、米国などの中央銀行に続いて、日本銀行が金融緩和の縮小に動くとの見方が市場でくすぶっていることで円が買われている。