障害者殺傷事件“触れない”7割

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20180126/1050001606.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

相模原市の障害者殺傷事件から1年半になるのにあわせて、NHKが市内のすべての公立の
小中学校と特別支援学校にアンケート調査を行ったところ、半数以上の学校が
事件のあと人権教育などの取り組みを強化したと回答しました。

その一方で、7割の学校が犯行の残虐性などから事件に直接、触れないようにしていることがわかりました。

NHKは今月、事件が起きた相模原市内の公立の小中学校と特別支援学校の合わせて113校に
アンケート調査を行い、すべての学校から回答を得ました。
事件を受けた取り組みを複数回答で聞いたところ、60校が
「人権教育や共生への教育を充実させた」と答え、43校が
「支援学級と通常学級の児童生徒が交流する機会を増やした」、20校が
「地域の障害者との交流の機会などを設けた」と答えるなど全体の58%に当たる66校が
事件のあと取り組みを強化していることがわかりました。

その一方で、今後の取り組みへの考えを聞いたところ、
「事件があったことも含めて伝えていくべき」
と答えた学校は24校にとどまり、70%に当たる79校は、
「事件には触れずに取り組みを充実させていくべき」や
「事件を取り上げにくい」として事件には直接、触れないようにしていることがわかりました。

その多くが小学校で、事件に触れない理由として
「あまりにも凄惨な事件で子どもたちの心の傷などを考えるととても難しい」
といった子どもたちに与える影響への懸念を上げている一方で、
「風化させないためにも事件に触れる必要がある」といった意見もあり、
学校現場で事件を踏まえた教育を行う難しさが浮き彫りになっています。

01/26 09:17