耐震診断せず店舗面積減らす

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5034633581.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

佐世保市の大型店・西沢本店佐世保ビルが、市から命令を受けていた耐震診断を
行わなくても済むように、一部の階を閉鎖して、耐震診断を義務づけられる店舗の面積以下に
減らす対応を取ったことがわかりました。

西沢本店佐世保ビルは、佐世保市の中心商店街にある大型店で、古い耐震基準で建てられているため、
5年前に改正された法律によって、耐震診断を行い、結果を報告することが義務づけられています。

しかし、これまでに管轄する佐世保市に対して耐震診断の報告はなく、
佐世保市がことし3月末までに報告するよう命令していました。
これに対して西沢本店は、ビルの1階から8階まであった店舗のうち、5階以上を閉鎖して、
耐震診断を行わずに済む5000平方メートル以下に店舗の面積を減らす対応を取ったことがわかりました。

西沢本店の西沢寛社長は、NHKの取材に対して、
「営業を続け、雇用を守るために店舗の縮小を決めた」
と話しています。
背景には、耐震診断を行って改修が必要となれば、多額の費用がかかるという事情があると見られます。

これに対し佐世保市は
「耐震診断を行うのが本筋だが、ひとつの方法だ」
として、今後閉鎖した場所が店舗として使われていないことが確認できれば、
報告の対象から外す方針です。

佐世保市では、老舗デパートの佐世保玉屋も、市から耐震診断の報告を命じられていますが、
今のところ報告はないということです。

01/26 05:55