NHKニュース 1月26日 10時47分

年に5回発売される「ジャンボ宝くじ」など、今は、各地の売り場でしか買えない宝くじのほとんどが、
ことし10月からは、インターネットでも買えるようになります。
総務省は、インターネット販売の拡大で売り上げの減少に歯止めをかけたい考えです。

宝くじは、都道府県と政令指定都市が総務省の許可を得て発売していて、売り上げのおよそ40%が収益金として、発売元の自治体の収入になっています。

しかし、売り上げは、平成17年度の1兆1047億円をピークに、減少傾向が続き、昨年度は8452億円に落ち込んでいます。

このため、総務省は、年に5回発売される「ジャンボ宝くじ」など、
今は各地の売り場でしか買えない宝くじのほとんどを、ことし10月から、インターネットでも買えるようにすることになりました。

自分で数字を選んで購入する「ロト」と「ナンバーズ」は、すでに、インターネットで販売されていますが、
総務省では、インターネット販売の拡大で、若い世代の購入者を増やし売り上げの減少に歯止めをかけたい考えです。

利用するには、宝くじの公式サイトで会員登録をする必要があるということです。

一方、表面を削って、その場で当たったかどうかがわかる「スクラッチ」は、これまでどおり、売り場での販売になるということです。

■スマホによる購入などで売り上げ伸ばしたい

野田総務大臣は、閣議のあと、記者団に対し、「スマートフォンなどを通じて、いつでも買いたい時に買えるようにすることで売り上げを伸ばしたい。
会員は半年で50万人を確保して固定化させ、最終的には380万人を目標にしたい」と述べました。

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