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1月27日 14時00分
中高生によるいわゆる「自画撮り」の被害を防ぐための全国で初めての条例が東京都内で来月施行されるのを前に、中学生と保護者を集めた講習会が開かれました。

中高生が裸の画像を送るよう要求される、いわゆる「自画撮り」の被害が増えていることから、都内では、18歳未満の子どもにこうした画像を要求することを禁止し、違反した場合は30万円以下の罰金を科すことができる条例が、来月1日に全国で初めて施行されます。

これを前に、杉並区立荻窪中学校で、中学生と保護者およそ300人を対象に講習会が開かれました。

講師を務めた、セキュリティーソフトを開発する会社の寺田幸人さんは「インターネットの世界では、子どもをだます人がたくさんいて、自画撮り被害の半数以上は中学生だ。最初から画像を要求するわけではなく、ネット上でやり取りを続けて悩みや相談を聞いたうえで画像を要求してくるケースが多いので、どんなに求められても絶対に送ってはいけない」と被害の状況や注意点を説明しました。

都は、条例が施行される来月から2か月間を集中啓発期間にして、都内各地で講習会を開くことにしています。