0001みつを ★
2018/01/29(月) 02:31:09.97ID:CAP_USER92018/01/28
愛知県・JR尾張一宮駅の駅前ビルにある一宮市観光案内所ディスプレイに「謎のオブジェ」が設置されており昨年末(2017年)話題となりました。なんだか不思議なオブジェがあるぞ!と。見ているだけで「じわじわくる」とも言われています。
オレンジ色の卵みたいな形のものにおびただしい数の黄色い小さな風船がびっしりとくっ付いている、謎のオブジェ。黄色い風船は規則正しい動きで膨らんだりしぼんだりを繰り返しています。その様子は何とも形容しがたく動いているさまを見続けていると不思議な気分になります。このオブジェの正体やどんな人が制作したのか、取材しました。
東海地方に拠点を持ち活動しているアーティストの三上俊希さんが制作されたこのオブジェは、1月20日から2月12日まで開催されている『織り目の在りか 現代美術in一宮』という展覧会のPRに向けて、11月下旬から展示されたもの。あいちトリエンナーレ地域展開事業〜あいちアートプログラム〜の一環として一宮市各所でこの展覧会は開催されており現代芸術を手掛けるアーティスト10名が出展しています。
■『呼吸』がテーマの作品
三上さんのこの作品には『<<未確認生命体>>のためのマケット』という作品名が付けられていますが、三上さんの作品群はいずれも呼吸や生きるための動きに焦点を当てた『いのち』がテーマになっています。
こちらの作品は、生命にとって重要な行為の一つである呼吸をテーマに制作されています。
三上さんが命のうごめきに強く惹かれたのは幼少の頃。野山の石をひっくり返したその裏に群がる無数の生物がうごめく様子を見て気味の悪さを感じると共に、何とも言えない美しさを感じたそうです。その原点から、ぞっとする感覚の中に隠れる美しさ、生物が群れて生きているということに興味を持ち作品を制作しているそうです。
作品の制作には約1か月を要したそうで、呼吸を表現するために風船などを用いて脈動的な動きを与えたという事です。息をする事は心臓や消化器官などと異なり無意識下でも意識的にも行う事ができる、生命にとって重要な行為の一つ。その可変的な動きに強く惹かれて作品に落とし込んでいるようです。
■生命がテーマの巨大作品も
三上さんはこの作品の他にも「三上俊希展-呼吸する空間」(2016年、愛知)、グループ展に「六本木アートナイト」(2016年、東京)などの展覧会にて生命、細胞などをイメージしたインスタレーションを展示されており、体の内部を感じる様な人が入れる大きさの作品も手掛けています。高さ4000×幅9000×奥行き18000oという巨大な作品は今回の『織り目の在りか 現代美術in一宮』に展示され、作品の内側から鑑賞できる不思議な空間を味わう事ができます。
(リンク先に続きあり)
(梓川みいな)
edited by 梓川みいな
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Published: 2018/1/28 10:06 © C.S.T.ENTERTAINMENT Inc.
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動画
https://youtu.be/nostl8_NkPM