http://yomiuri.co.jp/eco/20180129-OYT1T50019.html

 静岡市葵区の麻機遊水地で28日、群生するヨシの火入れが行われた。

 火入れは、2016年から行われており、今年で3回目。周辺の生態系維持に欠かせないヨシ群落を守るための作業で、火入れで古い草葉を焼き、ヨシの発芽を促す。

 この日は、麻機遊水地の自然を守る協議会のメンバーや学生ら約40人が参加。参加者がヨシに火を放つと、炎を上げて勢いよく燃え上がった。午前9時頃から行われ、遊水地の一部約800平方メートルを焼いた。

 火入れの指導をした、東邦大学の西広淳准教授(保全生態学)は「火入れによってヨシを守り、今後、その活用法も検討していきたい」と話した。

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