特産あおばなでわらび餅作り

http://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/2064712781.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

地元特産の「あおばな」を使ってわらび餅を作ろうという授業が草津市の小学校で開かれました。

この授業は地元の歴史や文化を学ぼうと草津市の渋川小学校で行われ、6年生34人が参加しました。
はじめに地元の農協の担当者が、夏に青い花を咲かせるつゆくさに似た「あおばな」は、
江戸時代から着物に下絵を描く際の染料として使われていたものの、近年は栽培農家が減少し、
食用の特産品として活用できないか模索していることなどを説明しました。

このあと児童らは、グループごとにわかれてわらび餅を作りました。
「あおばな」の葉の粉末とわらび餅の粉を混ぜたものを火にかけていくと、
わらび餅が緑色に染まって固まり始めました。
そして「あおばな」独特のお茶のような香りに、児童らはわらび餅に顔を近づけながら
「いいにおいだ」などと感想を話していました。

最後に出来上がったわらび餅に、授業で栽培した大豆から作ったきな粉をかけておいしそうに食べていました。
女子児童は、
「あおばな粉を入れたわらび餅は抹茶のような香りがしてほかにはない味がしました」
と話していました。

こうした渋川小学校の取り組みは、生物の多様性の保全につながる活動をたたえる
「生物多様性アクション大賞」の特別賞を受賞しています。

01/29 16:30