https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180129/k10011306841000.html

東京メトロは、29日から日比谷線の車内でクラシック音楽などのBGMを流す試みを始め、
利用客の反応を見ながら本格的に導入するかを検討することにしています。

東京メトロが試験的にBGMを流し始めたのは、地下鉄日比谷線の中目黒駅と北千住駅の区間です。

午前10時から午後2時すぎまでの時間帯に、
一部の列車で車内アナウンスより小さめの音量に設定したドビュッシーの「月の光」や、
ショパンの「ノクターン」などが流れます。

東京メトロによりますと、去年の7月に、運行前の車内放送の点検に使っていた音楽を、
誤って運行中に流してしまったところ、ネット上などで予想外の好意的な反応があったことから、
今回の試みになったということで国内の普通列車でBGMを流すのは初めてではないかとしています。

乗り合わせた23歳の男性は
「乗ってからしばらくして気づきました。癒される気がしてよいと思います」と話していました。

東京メトロ車両部の下村雄祐課長補佐は
「車内で快適に過ごしてもらうためにもまずはお客様の反応をうかがっていきたい」と話していました。

東京メトロでは、当面の間試験運用を続けて、利用客の反応などを見ながら、
BGMを流す時間帯や音量、曲の種類なども含め、本格的に導入するかを検討することにしています。