宝島が、油漂着のニュースで話題になっています。

心配していただいている方もいるので、ここで報告しておきます。現在宝島はニュースの通り、
油が大量に漂着していて、美しかった海がめちゃくちゃにされています。水産業への影響も
心配です。

油は非常に粘度が高く、重く、サンゴの複雑な形状に入り込んでいて、回収は非常に困難
になっています。また、汚れると非常に落ちにくく、やっかいです。ただし、成分分析は終了
しており、それによると毒性はないようです。毒性があるという噂をネットで見ましたが、
それは間違いです。

回収は、実働で十数名しかいません。。

5日から週3日で回収作業がはじまります。油によって住環境を破壊されただけではなく、
経済的にも極めて深刻な状況です。家族を養っている人で、今の仕事を休んで
(わずかな日当で)週3日地域の掃除をしろといわれて今の生活を維持できる人がどれだけ
いるでしょうか。
休業補償など望むべくもなく、この対応がどれだけの経済的ダメージをその人達にあたえるか、おそろしいです。

海上保安庁の人は来ましたが、油の除去は島民の仕事とはっきり言われました。
その他、助っ人が来る様子はありません。

※政府や行政は資材の手配など迅速です。精一杯していただいてます。ただ、現状の計画では
日常生活への負担が大きすぎる、という話です。