インターネット上で取引される仮想通貨の代表格「ビットコイン」の価格が1日、主要な国内取引所で下落し、一時、1ビットコイン=100万円を下回った。今年1月中旬以来となる。取引所大手コインチェックから仮想通貨「NEM(ネム)」が流出したことを受けた、仮想通貨への規制が強化されるとの不安拡大が背景にあるとみられる。

 取引所大手のビットフライヤー(東京)によると、ビットコインは1日午後5時ごろまでは110万円を超える水準で取引されていたが、その後、価格が下落し、午後9時半すぎに99万円台をつけた。ビットコイン価格は昨年12月には230万円を突破したが、規制強化観測が広がったことなどから価格は下落基調に転じた。金融庁は先月29日、コインチェックに業務改善命令を出しており、日本でも規制が強まる可能性がある。

産経新聞:http://www.sankei.com/economy/news/180202/ecn1802020024-n1.html