https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180206/k10011317821000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_006

2月6日 18時08分
5日、佐賀県神埼市で陸上自衛隊のヘリコプターが住宅に墜落して炎上し、隊員1人が死亡した事故で、現場の東側数百メートルのところに、機体の一部と見られる部品が複数散乱していることがわかりました。警察などは飛行中に何らかの原因で部品が落下し、墜落したと見て調べています。

5日夕方、陸上自衛隊のAH64戦闘ヘリコプター1機が、佐賀県神埼市の住宅に墜落し、この住宅1棟が全焼したほか、隣接する住宅の一部が焼けました。

乗っていた隊員2人のうち、副操縦士の高山啓希1等陸曹(26)が死亡し、6日に機体の残骸の下から機長の齊藤謙一2等陸佐(43)と見られる遺体が収容され、警察が確認を進めています。
この事故で、焼けた住宅に1人でいた小学5年生の女の子(11)が足を打撲するけがをし、警察は航空危険行為処罰法違反と業務上過失致死の疑いで調べています。

警察は6日に現場検証を行いましたが、これまでの調べによりますと、墜落現場付近のほか、東側数百メートルのところに機体の一部と見られる部品が複数散乱していることがわかりました。

機体はおよそ6キロ離れた目達原駐屯地を離陸して7分後に墜落したことがわかっていて、直前にメインローターが外れて落ちるのを見たという目撃情報もあります。

警察などは飛行中に何らかの原因で部品が落下し、墜落したと見て詳しい状況を調べています。