https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180207/k10011319051000.html

安倍総理大臣は北方領土の返還を求める全国大会であいさつし、北方領土でのロシアとの
共同経済活動は平和条約締結への重要な歩みだと強調し、北海道根室市など隣接する
地域も含めた発展につながるよう具体化の作業を加速させる考えを示しました。

この中で安倍総理大臣は「過去70年以上解決できなかったロシアとの平和条約の締結は
容易なことではないが、一歩一歩着実に前に進めていく」と述べました。
また「北方四島へのより自由な往来に向けて尽力する。元居住者の皆さんが高齢となるなか
より負担の少ない往来を可能にしなければならない」と述べ、航空機を利用した元島民の
墓参の定期化などに取り組む考えを示しました。
そして北方領土でのロシアとの共同経済活動について「自由な往来も含め平和条約の
締結に向けた重要な歩みになると確信している。プロジェクトを具体化する作業を、
隣接地域の発展を念頭に置いて加速させたい」と述べ、北海道根室市など隣接する地域も
含めた発展につながるよう具体化の作業を加速させる考えを示しました。