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 店内でマージャン大会を開き、客に賞金を提供していたとして、愛知県警は7日、全国展開する大手マージャン店の名古屋店の元店長の男(60)を風営法違反(賞品提供)の疑いで逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、元店長は昨年11月、名古屋市中区錦3丁目の店舗で、マージャン大会を主催し、参加者に対して賞金として最高で現金10万円を提供した疑いがある。事前に、「景品出します」と書かれたチラシを配って宣伝し、参加費3千円で客を募っていたという。

 県警によると、同店の経営母体は、全国規模で営業する大手。昨年12月、一般からの情報提供に基づき中署が名古屋店に立ち入りをして、今回の大会に関する資料が店内から見つかったという。

 風営法では、マージャン店の経営側が自らが主催して遊技の結果に応じて賞品を出し、客の射幸心をあおる行為を禁じている。主催者が別にいて、経営側が場所だけ提供しているような場合でも、継続的に開催するなどしていれば違法性が問われる可能性もあるという。(鈴木春香、田中恭太)

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