三菱マテリアルが、子会社で新たな不正の疑いが浮上したため調査していることが7日、分かった。調査対象はアルミニウム合金などを手掛ける子会社の立花金属工業(大阪市)など複数社で、製品データの改ざんとみられる。8日にも発表する見通しだ。

子会社の三菱電線工業(東京)と三菱伸銅(同)が1990年代から指南書に従って改ざんを日常的に組織ぐるみで行ってきたことが既に分かっている。不正がさらに広がる事態となれば、三菱マテリアルグループの品質管理体制と企業統治への信頼回復がさらに遠のくのは必至だ。

大阪日日新聞 2018年2月7日 23:32
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/180207/20180207146.html