高知県南国市発注の工事をめぐる官製談合事件で、県警捜査2課は8日、新たに2件の工事で設計金額を業者に漏らした疑いが強まったとして、官製談合防止法違反容疑で元副市長の吉川宏幸容疑者(64)を再逮捕した。また、公契約関係競売入札妨害容疑で建設会社取締役の高橋正明容疑者(52)も再逮捕。県警は2人の認否を明らかにしていない。
 吉川容疑者の逮捕容疑は市建設課長だった2013年10月、市道工事の入札で350万円超の設計金額を高橋容疑者に漏らし、副市長だった16年7月の農道整備工事の入札でも1840万円超の設計金額を教え、いずれも最低制限価格で入札させた疑い。
 県警は金品の授受がなかったかも調べる。(2018/02/08-13:18)

ソース
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018020800681&;g=soc