アメリカ議会は、暫定予算の期限が今月8日で切れるのを前に、新たな予算案を可決できず、政府機関が一部閉鎖に陥る事態になりました。トランプ政権のもとでは先月に続いて2回目となります。

アメリカ議会では、ことし9月までの今年度の予算がいまだに成立しておらず、今月8日いっぱいで暫定予算の期限が切れるのを前に、与野党が調整を続けていました。

与野党の幹部は、今後2年分の予算について、法律で定められた予算の上限額をおよそ3000億ドル引き上げるとともに、来年3月まで政府が借金できる上限額も引き上げる法案の可決を目指しています。

しかし、与党・共和党の一部の議員が、財政赤字の拡大を懸念して法案の修正を求めたことから、暫定予算の期限が切れる8日までに上下両院で新たな予算案を可決することができず、政府機関が一部閉鎖に陥る事態となりました。

アメリカでは先月、移民政策をめぐる与野党の対立で暫定予算の成立が遅れ、3日間にわたって政府機関が一部閉鎖されていて、トランプ政権のもとではこれで2回目となります。

ただ、アメリカのメディアは、9日朝までに上下両院で法案の可決を目指していると伝えていて、与野党の間で調整が続いています。

2月9日 14時19分
NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180209/k10011322591000.html

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