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■違約金うんぬんの話はしていない/泰明小校長会見1

 東京・銀座にある中央区立泰明(たいめい)小学校が、4月入学の新1年生分からイタリアの高級ブランド「アルマーニ」デザインの標準服の導入を決め、保護者らから苦情が寄せられている問題で、同校の和田利次校長が9日、都内で記者会見を開いた。

 会見の主な一問一答は、以下の通り。

 −今回これだけ問題になったのは、どこに問題があると考えているか?

 和田校長 まず1点は、昨日(8日)の記事の見出しに大きく金額(9万円)が出て、それが、現行の標準服より値段が高かったということ。もう1点は、関係する同窓会、保護者、OBの方々にきちんと説明をしていなかったところだと思う。

 −その2点を、どう捉えているか?

 和田校長 金額はこれまでより高くなるが、(保護者に)検討していただければ。学校としては、賛同が得られれば、成立するのではと思っている。もう1点は、教育委員会からもご指導があり、道義的に考えたらきちんと説明、相談して進めていればよかったのかなと反省している。

 −卒業生から、取りやめて欲しいという声が出ている。また、取りやめるとアルマーニから違約金が発生するという話もある。事実関係は?

 和田校長 違約金うんぬんの話は、一切していない。卒業生からの話も、今の段階では聞いていない。

 −昨年11月、校長は、保護者向けに出した文書で「泰明らしさ」という言葉を使っている。泰明らしさを出すには、標準服を高価なブランドのものにする必要があるのか?

 和田校長 私は、教育というのは内面的な部分が全てだと思っている。ただ、らしさを保ちながらそれを具現化していくのは難しい。ブランドの力をお借りするのも、1つの方法ではないかと考えた。

 −校長が考えている「泰明らしさ」は、標準服をアルマーニに変えないと、表現できないのか?

 和田校長 「変えないと」とは思っていない。教育は内面的なもの。ただ、いろんなスイッチを入れないといけない。その1つだと考えている。

 −それは、服装で表さなければならないのか

 和田校長 100%そうです、とはお答えできないのが正直なところ。銀座の街の小学校らしさを出せないかを考えた。その中の1つとして、このような発想が出てきた。

 −そもそも公立の学校で、標準服が必要な意味は?

 和田校長 ビジュアルアイデンティティーは大事な要素だと思っている。私の教育観だが、これまで3校校長をしたが、初めての標準服。私服も良さがあるが、押しつけにするつもりはないが、学校として統一のある服で、同じ学舎で過ごすのはいいのではないかと考えた。

>>2以降に続く

■値下げの交渉などはしなかった/泰明小校長会見2
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■服装違いのトラブルは「想定」/泰明小校長会見3
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■ここまでは出せるんじゃないか/泰明小校長会見4
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2018年2月9日22時35分
日刊スポーツ
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