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2月10日 4時56分
今週、大雪となっているフランスのパリで9日、再びまとまった雪が降り、複数の観光施設で閉鎖が続くなど観光や生活に影響が出ています。

今週、31年ぶりに積雪12センチを観測するなど大雪となっているフランス・パリでは9日、再びまとまった雪が降り、気象当局によりますと、現地時間の9日午後の積雪は7センチとなっています。

この雪の影響で、中心部にある有数の観光施設の一つ、凱旋門は利用者の安全が確保できないなどとして7日から閉鎖を続け、残念そうに引き返す観光客の姿が見られました。ノートルダム大聖堂でも屋上の閉鎖が続いているほか、8日に営業を再開したばかりだったエッフェル塔も9日、再び閉鎖しました。

18歳の市民の女性は「パリでこれほどの雪を見るのは生まれて初めてです。特に遠方からパリを訪れた観光客にとっては残念だと思います」と話していました。卒業旅行でパリを訪れている神戸市の女子大学生は「雪がこんなに降っているとは思いませんでした」と話していました。

パリやその近郊では、道路が凍結したり除雪が追いつかなかったりするケースもあり、一時900台以上の車が立往生した幹線道路が今も通行止めとなっているほか、パリを発着する一部の空の便に欠航や遅れが出るなど影響が続いています。