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アメリカは外交を重んずる国だから、栄転なんだなこれが。

アメリカ太平洋軍司令官は、傘下30万将兵。艦艇200隻、航空機600機を統率する。
だから、有事の際の権限と責任は巨大なもんで、そうとう優秀な人じゃないとなれない。

30万人のトップより外交官の方が偉いってのも不思議なんだが、こちらは大統領代理人だからね。

そもそも、アメリカで外務省の事を、「国務省」と呼ぶ。
英語だと、「United States Department of State」

Departmentは部署。Stateは国だから、直訳すれば「アメリカ合衆国の部署」となる。

要するに『なんの部署』か書いてない訳だ。日本だと外務省だとか、防衛省とか、文部科学省だとか
「何の部署」であるか明記してある。ところが、アメリカ合衆国において外務省は「外務」とか「外交」って明記してない。

「国の部署」と言えば、それはもう「外交」だって事で、
「態々何担当か書かなくても、国の仕事と言えば外交だろう?」という事。

つまり、外務省が国の中枢機関な訳。軍部との上下関係でも、外務省に頭上がらないのが国防省。
国務長官がyesと言わないと開戦できないんだよ。

単なる一部問である日本の外務省とは、考え方、思想、いや、国家間からして違うんだよアメリカは。
日本では、数ある部門の内、単なる一部問でしかないが、アメリカにおいては、軍事の上位に位置する国家中枢機関、それが国務省。

日本で駐在大使つーのは、ほとんど名誉職だが、アメリカでは実務職。国家命運を帰る可能性があるし
そのレポート一つで、国や軍や経済が動く。

・・・つまり、30万のトップをクビになったとして、これは栄転なんだよ。
日本には思いつきもしない、根本からの思想の違いって奴だな。まぁ、日本の外務省は糞だから更に分かりにくいだろうが