だました相手をさらにだます−。高齢者らから40億円超をだまし取ったとされる詐欺集団の実態が警視庁の捜査で明らかになった。架空のコインの販売を持ちかけて現金を詐取したとして、警視庁は詐欺の疑いで、東京都内の貴金属販売会社の実質的経営者の男ら7人を逮捕した。捜査関係者によると、男らは別の投資詐欺を仕掛けた被害者らに「被害を回復できる」と誘いかけ、2度にわたって金を搾り取ったという。産経新聞の取材に応じた詐欺グループの関係者が老獪(ろうかい)な“だまし手口”を語った。

親心につけこむ卑劣な「二重詐欺」

 「わが子の行く末を案じる親心につけ込んだ」

 2月上旬、産経新聞の取材にこう話したのは50代の男性。警視庁生活経済課が1月31日、詐欺容疑で摘発した貴金属販売会社「千笑(現ゴールドスター)」に一時出入りし、同社の内情を見聞きしていたという。

 捜査関係者によると、実質経営者として逮捕された薬師神学容疑者(51)らは、平成25年11月〜26年9月、「英国ロイヤルベビー記念コイン(Bコイン)」と称する架空のコインの販売事業をめぐり、高齢者らから多額の現金を詐取した疑いが持たれている。

 薬師神容疑者らとも親交があった男性は、そのやり口を「実に巧妙だった」と振り返った。

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産経ニュース 2018.2.10 12:00
http://www.sankei.com/premium/news/180210/prm1802100017-n3.html