ははは、世界史を見渡して、キチンと約束を守る国はあったかと聞きたい。
1国を除いてないだろ。1国とは日本だ。
その、日本の場合でも理由がある。明治維新だ。
欧米以外のアジアで果敢にも日本がチャレンジした。文明国化だ。
それには欧米列強に欧米並みだと認めてもらう必要があった。

知ってのとおり、当時の国際法の範疇では国家は文明国、半文明国、国家になりきれない民族
の3つに分類され、文明国以外は植民地の対象だった。文明を教えてやるが合言葉。

日本は必死に努力した。国内の法体系の整備、特に民法。法治の精神。近代的市民社会を構成する国民。
その他、要は欧米と同等の文化を持っていると認められないと、半文明国に分類されてしまう。植民地にされてしまう。

すべてを欧米化する努力をした。鹿鳴館時代が典型だ。マリアルス号事件や大津事件で
その判決が世界をうならせた。やるじゃんと。お雇い外国人を駆使し、近代的国家を建設。近代的資質を持つ
日本人を作り上げた。すべては、欧米との約束事をキチンと守り、後ろ指さされない国家運営をしてきた。
日露戦争直前、日英同盟で名実ともに欧米国家の仲間入りを果たした。40年近くかかった。

清王朝もトルコもペルシアもアフリカ土侯諸国も欧米以外は日本を除いてどこも文明国に成れなかった。

たいしたもんだよ、日本は。