日本に焦点を当てるファンドで2017年のリターンが首位だった英デジマ・アセット・マネジメントは、ここ数日の株価急落は「健全な修正」として恐れる必要はなく、18年には日経平均株価が3万円に到達する可能性があるとみている。

  日本の株式市場は17年に引き続き、世界経済の持続的な成長と国内の企業収益見通しが堅調なことから好調なスタートを切った。
しかし、インフレに伴う金利上昇から米国株が急落したのを背景に、日経平均も2日から3営業日続落、特に6日には一時1603円も下げた。7日は4営業日ぶりに反発したが、前日比35円13銭(0.2%)高の2万1645円37銭にとどまっている。

  同社の共同創業者マシュー・ロナガン氏は、6日夜のブルームバーグの取材に対し「日本経済と企業のファンダメンタルズはあまりにも強く、今回の株価下落で長期的な修正が始まったとは考えていない」と述べた。
ここ数日の株価急落は、同社のファンドや手ぐすねを引いて待っていた投資家にとって、むしろ「買い場」となる可能性があるとみている。